2016年11月28日月曜日
第1回『ナチュラルターンと「始め」の一歩』
「ダンスを『始め』たきっかけは?」と人に聞かれて、その答えは人それぞれだと思う。
自分の場合は大学の新歓で同期の知り合いにダンス部の先輩がいたので同期と一緒にダンス部に連れていかれ、ジルバの講習会なる場でダンス部の先輩に無理矢理手を引かれてステップを踏んだのがきっかけ。
恥ずかしさからほぼ引き気味で参加してたので、まさかその時はダンス部に入ろうなんて思ってもなかったのだが、講習会の後みんなで御飯を食べに行き、先輩に御馳走してもらい、先輩がとっても優しくしてくれたのでダンスになついてしまった。
ダンス部に入部したものの相変わらず女性と踊るのは恥ずかしくいつ辞めようか迷い考えていたのだが、半年もすると自分から進んでステップを練習するようになり、更にそれから1年後には「大学卒業したらプロになろう。」と決心するのだからダンスの魅力は凄い。
こんな具合に自分に限らずダンスを「始め」たきっかけは人それぞれだろうが要はダンスを「始め」たきっかけなんて何でもいいのだ。
社交ダンスのステップを覚えて踏んでる内に、ステップの先にある社交ダンスの奥の深さに気づいた時からもうそこは「社交ダンスの世界へようこそ!」なのだ。
その時からが本当の意味で長い長い社交ダンスと奮闘する自分の「始まり」なのかもしれない。
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さて、ワルツをナチュラルターンから踊る時、皆さんの踊り「始め」の第1歩は右足からですか?左足からですか?
ほとんどのカップルはカウント3で男性左足前進、女性右足後退で踊り「始め」ると思います。
教科書でナチュラルターンの1歩目はカウント1で右足前進ですから、つまりこのカウント3から「始める」男性左足前進の1歩は予備歩ということになります。
おそらくナチュラルターンを予備歩から踊るのはパートナーとタイミングを合わせ易く、1歩増やす事でナチュラルターンでより大きなスイングをし易くする為に行なわれるようになったのだと思われます。
しかしこれがドイツでは予備歩無しのカウント1で男性右足前進から踊る事の方が普通なのだそうです。
更に調べて見ると日本でも戦後は男性右足前進から踊っていたとか。
国によっても、時代によっても踊り「始め」の第1歩は違うんですね。
どうやらワルツを踊る時、カウント3で男性左足前進から女性右足後退から、と固定観念を持たない方が良さそうであります。
(第1回 ダンス雑学コラム ダンスのキセキ)
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